1月7日から16日まで「沢渡の家」の内外温湿度を6ポイント測定をしました。
昨日、やっとこさデータをまとめましたので、ちょっとご紹介。
10日間の中で、朝の外気温がもっとも低かった14日をピックアップ。
最低外気温は6:15の0.5℃
最高外気温は14:45の10.1℃
生活のパターンとして、前日の17:30頃に薪ストーブに着火。その後燃やし続け(省エネ運転で)、0:30頃最終の薪を投入後朝までかけて自然鎮火。当日17:30頃までは無暖房+ほぼ無人です。
リビング、寝室、パントリーは1階。個室南・北は2階にあり、パントリーは台所(リビング一体)と建具で仕切られています。
個室南・北は基本的には無人(子供が小さいので)で、人の出入りはほとんどありませんが、入口の建具は開けてあります。
リビングに比べ、パントリーの温度が低いのは建具が閉められているからで、寝室も思ったより室温が上がっていないのはストーブからの距離とストーブと寝室の配置(輻射熱が届かない)かなと思います。ただ寝室は南側に大きなFIXがあるので、天気が良ければ日中の室温はリビングを上回る日もあります。
起床時の室温が20℃ぐらい、(前夜の薪の投入が不足して結果)低くても18℃オーバーの状態であることは大変ありがたいです。
生活をしてみて、今後の改善点を挙げるなら、今回測定を見合わせた北側の洗面脱衣・廊下。玄関ホールの室温をもう少し上げたいところ。
玄関の建具が唯一の木製建具(非サッシ)で、ここから(むしろここだけ)冷気が吹き込んできます。その冷気が浴室の換気扇に引っ張られて「玄関-ホール-廊下-トイレ-洗面脱衣」の空間をまんべんなく冷やしてくれています(苦笑)。
温湿度計は設置してあるので、毎日数値を見てはいますが、大体12〜16℃ぐらい。決して低すぎるわけではありませんが、他の空間と比較すると低いですね。
建具の使い勝手を犠牲にしない範囲で隙間風対策をすれば、もう少し自然室温を上げることはできるだろうと思いますので、近々手直しを行いたいと思います。
あと、これは温熱とは関係ないかもしれませんが、浴室の腰壁が十和田石貼りでして、これが寒い・・・しっかり蓄冷してくれるので、これだけの性能を持っている家ですが、入浴はちょっと寒く感じます(笑)。
冬季の測定は2月にもう一回行い、一旦終了です。
半年後、今度は夏版の測定を行います(日鉄さんが測定器を貸してくださればですが)。
昨年の夏はエアコンなしで生活できましたので、今年はどうなるでしょうか?