昨日、「沢渡の家」のトイレ手洗いに使用する鉢を選定するために、岐阜県土岐市にある「
真山窯」さんへ行ってきました。
真山窯さんの鉢はLIXILも採用している品質です。
「
LK+」のトイレにも採用しています。
数多くあるものの中からいくつかを実際に水栓のセットされた台に置き、検討します。
結果、「ティファニーブルー」なる色味のこの鉢を選定しました。
現在この「ティファニーブルー」は廃盤になっている(窯の温度を上げたために、この色はもう出せないそうです)そうで、在庫もこれひとつでした。
水栓も写真に写っているものと同じ「MIZSEIの
One」です。
全てのものが手作りのため、微妙に形が違い、色味も異なります。
それらの中から選らぶのは大変難しい作業ではありますが、決め手はやはり直感です。
欲を言えば、このティファニーブルーでもう少し縁の立ち上がっている形がよかったのですが、もう焼けないといわれれば選ぶでしょう、それは(笑)。
目当ての鉢を選定した後、土岐・多治見で陶器祭りを開催しているという情報をいただいたので、真山窯さんを後にし、市之倉へ。さかづき美術館は知っていましたが、いくのは初めてです(通り過ぎたことはありますが)。
瓦はそれなりのボリュームで葺くとやはりきれいですね。
残念ながらお目にかなう掘り出し物はありませんでしたが、工房や古い建物を見ることができたのでよかったです。
とある民家の納屋に葺かれていたセメント瓦です。
表面が風化し、洗出しのような表情になっていました。
表情だけでいったら、今主流の釉薬瓦に圧勝です。
時間をまとった素材に勝てるものはありません。そう実感させられました。
採用はできませんけどね。