現場は先日で年末年始のお休みに入りました。
大工さんがいる時は作業の邪魔になるのでできませんが、休みですので堂々と作業できます。
ということで、外部木部(構造)の塗装を行いました。
まずはマスキングテープで塗装するところとしないところの境界を養生。
ロープ―の塗装屋さんならこんな作業はせず、刷毛だけできれいに塗り分けてしますのですが、慣れているとはいえ素人に毛が生えている程度ですから、この作業をさぼると仕上がりに大変影響します。というか確実に後悔します。
そして、刻み時に付けられた墨の跡もペーパーをかけてきれいにします。
養生に使用したマスキングテープは合計で17本。1本18mですから306m。大変な長さです。
養生が済んだ翌日(つまり今日)はいよいよ1回目の塗装。
塗料はOSMOのウッドステインクリア―プラス。
クリア系の塗料に革命をもたらした塗料です。
OSMOさんが協力してくださっているとはいえ、高価な塗料ですので、ケチケチ塗って可能な限り薄くのばします。コテコテに塗ってしまうと木部の風合いが台無し(プラスチックみたい)になってしまう気難しい塗料です。
設計者ながら今まで何軒も塗装してきましたので(涙)手慣れたものですが、それでもこの塗料は粘り気があるので苦労しました。
それ以上に垂木の本数が多いので、大変苦労しました。設計したのは私なんですが・・・
塗装アルアルとしてよくあるのが、塗装開始時はケチケチのばしていても、後半になると肉体的疲労と精神的疲労から塗料の厚みが増していくというもの。今回も例にもれず途中から刷毛につく塗料の量が増えていきました。
約5時間をかけて、なんとか1回目の塗装が完了。しばらく乾燥時間をおいて2回目の塗装となります。(OSMOさん、1回で作業が完了するクリア塗料を開発してください)構造部の塗装が終わると大工さんの作業に合わせ枠関係、外壁の板、外構(塀、デッキ)の塗装と続きます。まだまだ先は長い・・・。
とりあえず年内の現場作業はこれでおしまい(おそらく)。
年明け早々に2回目の塗装、家具製作とうつります。
明日はきっと手首と肩の激痛と一緒に除夜の鐘をきくことになりそうです。