昨日は「中央の家」の定例のあと、美濃へ行き、岐阜市の耐震診断を行なったお宅へ診断結果のご説明に伺いました。長時間の説明に付き合っていただきありがたかったです。
さて、定例時に工務店さんと設計者の描く図面についての話になりました。
色々思うところはありますが、私の立場から言えることは
「はっきりと施工側の立場、意見を設計者に主張すべき」
ということです。
実際の建物を建てるのは工務店さんをはじめとする現場の方々です。
その現場の方々にこちらのイメージ、思いを伝えるための手段として「図面」があります。
その図面に不備・不足があれば、それは設計者としての職責を果たしたとはいえません。
残念ながら、そういった「図面っぽいもの」しか提出しない「自称 建築家」がたくさんいるのだと、色んな現場で伺います。
ですから尚のこと、現場の意見をそういった「自称 建築家」の先生方にぶつけていただきたいと思うのです。じゃないと改まらない・・・設計業界は井の中の蛙ばかりですから、現場の意見がなにより貴重なのです。
さて、そんなこと思いながら日々図面を描いていますので、手を抜けません。
「なーんだ・・・(失望)」
と思われたら大変です。
今。LK+の実施図面を描いていますが、今回はコンパクトな建物ということもあり、展開図を省略して全て矩計図で描いています。この方が一室空間としてのつながりが表現しやすく、納まりも分かりやすいと思うからです。お陰で図面がいつにも増してダイナミックになっていると思います。
某工務店の建築部長曰く「自虐的な図面」も日々進化していかなければいけません。より「自虐的に」(笑)
明日はその某工務店のsogachapinさんと関市のオープンハウスへ伺い、その後夕方からLK+の打ち合わせです。なんとか矩計図もそれなりの枚数を描くことができました。重箱の隅をつつきあいながら仕様を押えていけたらと思います。
明日は天気が心配です。
人様の住まいを見学させていただくので、足元が悪いと気が引けます。
せめて曇りであってほしい。