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    • 2024.01.30 Tuesday
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    ひといき

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      やっと「中央の家」の次回打ち合わせ用の絵が描けました。

      今回は全体スケジュールを圧縮するために、水廻り詳細と、各部屋展開を1日で行うという強行軍です。なので当然図面も多い。

      スタジオの図面は基本施工図レベルのもの、1/1で出力すれば原寸図になる程度(思い)の精度で描いています。打合せ図といっても手は抜きません。

      打合せ図でそこまで描く必要はないと言われることも多々ありますが、打合せに出す図面(絵)は当然ながら絵に描いた餅ではなく実現可能なものでなくてはいけません。
      そう考えるとどうしてもそれなりの描き込みになってしまいます。
      変更があると当然大変ですが、しょうがないです。
      まだまだ紆余曲折があるかもしれませんが、必要不可欠な手間です。


      あとは仕様や寸法を描き込んで、納まりを再度チェック。

      打合せでは使用しませんが、構造図も進めなければいけません。
      お盆明けには構造事務所(TE-DOK)に図渡しができるように進めなければ。

      敷居

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        先日、テレビを見ていたらバレエダンサーの熊川哲也さんがこんなことを言っていました。

        ほほぅ・・・

        と思ったので、メモがわりに書きます。

        「日本は特にバレエ、オペラ、クラッシック音楽は敷居が高いという。僕はバレエが高尚で何が悪いと思う。」

        「敷居が低い、誰でも楽しめるものですよという興行主も許せない。」

        「敷居が高くて何が悪い。」

        「敷居を越えるのは個人の自由。敷居が高い、プライド・誇りがあるものを我々は提供している。そこに入る人は今は階級なんてないわけだから、皆平等なんだから。」

        「だから僕はあえてバレエは高尚ですよ。敷居は高いですよと。それを超えるか超えないかは君達次第だからと。」

        「その敷居を下げて、敷居が低いですよと言ったりするのは(バレエを積み上げてきた)先人に失礼な気がする。」

        質問:「万人受けしなくてもいいと思っているのでは?」

        「バレエは万人受けするものだと思っている。でも万人受けするために媚びへつらうことはしない。」


        皆さん何を感じるでしょか?



        比較するのは失礼かも知れませんが、設計事務所に依頼をすることは敷居が高いと思われています。私達はそれを覆したくて、よく
        「敷居は高くないですよ。何でも相談してください。」
        と言ったりします。
        これは間違いなく本心なんですが、熊川さんの言葉が少し引っかかりました。

        それで色々考えてみました。

        設計事務所に依頼をするのは本当に敷居が高いことなのだろうか?と。

        設計者(よく建築家といわれます)はいわゆる「先生」と呼ばれる職業のうちの一つです。
        でも恐らく他の「先生」とは比較にならないぐらい儲かりません(苦笑)。
        それは置いておいて、数多いる建築家の中で本当に「先生」と言われるような人は、極々一部です。

        なのに何故敷居が高いと思われるのか?

        今までこの業界が世間に対して情報を出してこなかったことが一番の原因だと思います。

        また「敷居」には二つの「敷居」が混在してように思います。
        一つは依頼主(施主)側が設定する敷居。もう一つは建築家が設定している敷居。
        これは本来同じ場所にある「敷居」なのですが、認識の違いで違う場所にあるように思われているようです。


        設計事務所に依頼する場合の敷居はどこにあるのか?

        色々考えましたが、とある住まい手とメールをやり取りしている中で、(施主側が設定している敷居である)「依頼をする」という直接的な行為に関る部分に「高い敷居」があるわけではなく、その前段階にあるんだな。と思い至りました。

        その住まい手からのメールには

        「自由設計で家づくりができるなんてうらやましい・・・と周りに言われる。」

        とありました。ああ、ここだと。

        自由という言葉はこの国では簡単に使われますが、本来その裏には責任や義務が表裏一体で存在します。(この国ではそれが存在しないことがあるのが不思議ですが)
        設計事務所と一緒に家づくりをするということは、たしかにそれ以外の選択肢と比較すると多くの「自由」が存在します。でもその一方でかなりの責任と義務を施主に強いることがあります。

        我々設計事務所が情報等様々な要素を取捨選択し、優先順位をつけ、地ならしをするといっても、最終的な決断、そしてその決断にかかる責任は施主が負うことになります(その人達の家なのですから当然ですよね)。この責任が他の家づくり(家の取得といった方が適切かな)とは比較にならないぐらい多く、そして重いのが設計事務所との家づくりです。
        (注:法律的なこと、安全に関ることなど建物本体に関る部分は我々専門家が責任を負います。誤解があるといけないので念のため)

        これは家を「購入するもの」と考えている人たちには耐えられないものかもしれません。でも家を「つくるもの」だと考えている人たちには、大変だけれども意義深く、楽しいものだと感じられるのだと思います。

        つまり何が言いたいのかというと、家を「購入するもの」と考えている人たちと、家を「つくるもの」だと考えている人たちとの境界にあるもの。それが設計事務所に依頼をする時に存在する「敷居」なのだと思うのです。

        「購入派」には設計事務所との家づくりの間には超えがたい高い「敷居」(壁といっても過言ではないです)があり、「つくる派」にはステップ程度の「敷居」がある。

        そのステップを越えるのは比較的簡単です。なぜならもう「つくる」と決断をしているわけですから。
        でもそのステップをなかなか越えようとしてくれない。我々がステップ程度と感じている段差が、一般の方々には高い「敷居」と感じられてしまっている。何故か?

        ステップの先にある景色が見難いからなんでしょうね。つまり設計事務所と一緒に家づくりをすいるということのイメージが湧かない。これは先述の通り情報提供不足が原因です。本当に業界全体で反省しなければいけません。

        みなさん、みなさんの感じている高い「敷居」はステップ程度のものなんですよ。
        確かに「敷居」存在しますが、越えようと思えば簡単に超えられます。いやもう超えている。「つくる派」の人たちにしてみれば。あとは声をかけるだけです。

        超ド級の奥手である私からしてみれば、好意をよせている異性に話しかけることに比べれば、設計事務所に声をかけるなんて鼻くそです(爆笑)。


        長々と書いて、まとめどころをつかめずにいますが、熊川さんの言葉からこんなことを思いました。と言いたいだけなんです。そして熊川さんの言葉の中にあった

        「プライド・誇りがあるものを我々は提供している。」

        という部分には激しく同意。


        さてどうやって締めようか。

        今まで、設計事務所に依頼をすることに高い「敷居」なんてないといってきましたが、これからは「ない」とは言わないようにします。
        その「敷居」は確かにあります。
        でもそれは依頼をするという行為にではなく、「購入する」か、「つくる」かという皆さんの決断のそばにあるのだと。

        少しでも多くの人たちが、「敷居」を超え、「つくる派」になってくれるように頑張ります。
        その方が絶対に生活は楽しくなり、街は美しくなると信じているから。






        屋根工事@庭つくり

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          とうとう始まりました。

          屋根葺き工事。

          今回は瓦葺き工事です。



          桧のバラ板の上に



          ゴムアスルーフィングを張ります。

          この上に瓦桟を敷き、特注瓦を葺いていきます。

          と、今日はここまで、本格的な瓦葺き工事は来週からの予定。



          こちらは耐力壁。

          今回はケナボードを採用。

          透湿抵抗では面材のなかで断トツの性能です。

          しかし生産中止との噂が・・・

          どうなんでしょう?

          施工の注意点は、薄いので釘のめり込み過ぎには要注意です。


          現場は下屋の屋根仕舞いにうっていきます。

          身震い

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            ずる過ぎる!

            http://www.cupnoodle.jp/cm/index.html


            どこぞやのprìme mínisterの言葉よりこの30秒のCMの方がよっぽど奮い立たせてくれると思う今日この頃。

            2年ぶり

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              午後から2年ぶりに「藤山台の家」へ行ってきました。

              お子さんが大きくなってきたので、デッキに手すりを追加したいという要望をずいぶん前にいただき、スケッチをお送りしたままずっとそのままになっていたのですが、この度工事をすることになりました。

              2年ぶりに訪れた「藤山台の家」は外壁の板がいい色に落ち着いており、よい雰囲気です。
              内部の床もいい色に焼けており、気持ちよい感触はそのままに、竣工当初の初々しさとはうって変わってベテランさんのような落ち着いた雰囲気をかもし出しておりました。

              デッキに手すりがついたら、プールで水遊びをするそうです。
              全面の緑地帯の緑を独り占めしてのプール。
              贅沢です。




              模型@中央

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                すっかり「中央の家」の模型を披露するのを忘れていました。





                30坪のコートハウスです。
                2階建ですが、見た目は平屋。4種類の庭を配しています。
                2階はロフトの延長のような感じで、いれこになっているような空間です。



                毎度のことですが、全体の高さを抑え、屋根のしたに暮らすイメージを大切にして計画をしています。

                全面道路から見たら、かなり抑えられたボリュームになることでしょう。

                それが楽しみです。



                無事上棟式終了

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                  台風の影響で延期になると思っていた「庭つくりの家」の上棟式が無事執り行われました。

                  朝、監督から「予定通りいきます!」

                  と力強い言葉をいただき、

                  とくだねのなでしこニュースを見ながら住まい手に連絡をし、家を出ました。

                  ちょっと風が強かったですが、雨は降ることなく、なんとか無事終了。

                  明日、明後日と影響がモロにでそうですが、しっかり養生をしてくれていたので大丈夫だと信じています。



                  風が強いので屋根の上での仕事は大変です。



                  大屋根を先に仕舞っていきます。



                  ブルーシートハウス状態ですが、軒の出のお陰で既に格段の安心感です。

                  やっぱり軒の出は大切です。
                  出してナンボです(笑)

                  今週は台風が過ぎ去るまではジッと我慢です。

                  現場では小言もいいますが、全てはいいものを創るため。

                  お許しください。




                  建て方2日目@庭つくり

                  0
                    当然今日も暑い。

                    二日目です。

                    今日は屋根仕舞い。野地板を張っていきます。





                    スタジオ歴代No.1の急勾配(といっても3.8寸)。
                    ちょっと怖いです。





                    断熱材はフェノバボード。断トツの性能です。

                    この後、タイベック(透湿防水紙)を張り、台風に備えて外周部をぐるっとブルーシートで覆い、養生して今日は終了。

                    月曜日に上棟式の予定でしたが、今の予報だと延期かな・・・
                    屋根仕舞いを続けなければいけないので雨が降らなくても、風が強いと危険です。

                    どうなりますかね?

                    建て方1日目@庭つくり

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                      今日も暑い。

                      朝現場に行くと















                      ここでお昼休み。

                      私はここで一旦スタジオへ。

                      夕方戻ってくると



                      棟が上がっていました。



                      明日は屋根仕舞いが始まります。

                      台風の影響で週明けの天気が心配ですが、屋根仕舞いを終えておけば、なんとか養生できます。

                      明日は猛暑日の予報・・・

                      とにかく水分補給と塩飴で、適度に休憩をいれながら無理せず作業を。

                      土台敷き@庭つくり

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                        今日は朝から現場2つ。

                        まず「高浜のプチリフォーム」の現場。



                        築34年。
                        ボロボロになった水廻りのフローリングを直し、配管・配線を整理します。



                        ボロボロになったフローリング材。化粧(複合)フローリングは表面がはがれてささくれだっています。部分的に床が沈むところも。



                        床の下地(根太)はしっかりしていたので、コストのことを考えて既存の床の上から唐松本実板を張ります。
                        唐松は白鳥林工さんのもの。

                        明日には木工事が終わり、金曜日には工事完了です。
                        正味5日間の工事。

                        高浜を後にして「庭つくりの家」へ。



                        灼熱の現場です。

                        今日・明日と土台敷きを行い、金曜日から建て方を開始します。
                        以前の予報では今週は天気があまりよくないということでしたが、直近の予報では天気はいいみたい♪



                        最近の仕様。
                        配管は基礎(土間)に埋め込まず、立ち上がりで外部に出すようにしています。
                        これだと先々のメンテナンスの時に配管をやりかえる必要がでてきても、基礎をいためることなく配管のやりかえが可能です。
                        当たり前のことですが、何十年も先のことを考えて、準備をしておくことが重要です。
                        でもこういった配慮をしているところはまだまだ少数派。
                        見栄えはよくないかもしれませんが、建物の寿命を延ばす大切な処置です。
                        配管の経路を考えれば目立つこともないですしね。それも大事な「設計」です。




                        18日に上棟式です。
                        吉野−阪口製材の天然乾燥材による軸組が建ちあがります。
                        お楽しみ。


                        PR

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