さて、今日の午前中はいつも一緒にお仕事している工務店さんのご好意によるオープンハウスに参加。
一度見てみたかった建築家の方のものだったので、とても満足。
午後からは色々雑務といっては何ですが、色々こなした後、スタジオにてお仕事。
今週スタジオにこれる時間はあまりないので、とても貴重な時間です。
それはそうと、東京都が水源林を保全するため動き出したようですね。
地味な扱いのニュースですが、とても重要なニュースです。
今、日本の山にある水源林(山)はとある国にどんどん買い占められています。
民有林ですからその売買を阻止することは現行法規では困難です。
山の持主は、それがとてもリスクのあることだとわかっていても、持っていてもお金になりませんから、市場価格より高い金額を提示してくるところには売ってしまいます。
このまま買いが進んだら、近い将来とても大変な事態になります。
(最近のニュースを見ていれば想像つくでしょう)
彼らが狙っているのは、山ではなく、もちろん樹でもなく「水」です。
日本人は水と空気はタダだと思って生きてきました。
こんなにきれいで安心な水が蛇口をひねれば出てくる国は世界中を見てもあまりありません。
(ペットボトルの水を買う意味が私には分かりません)
だから今起こっている「水源」の問題にはまだまだ無頓着なのかもしれません。
日本人の感覚では川上と川下はつががっていて・・・
水源林が誰のものであろうと川は公共のもの・・・
かもしれませんが、そんな日本人的感覚、意識は残念ながら通用しません。
(これも想像つくでしょ?)
これからの時代は石油が原因での戦争は(おそらく)おきません(東シナ海は微妙ですが)、戦争の発端になる可能性があるのは「水」だといわれています。
林業の再生もとても重要ですが、もっと根本的な国土の「保全」が必要です。
水源林ではありませんが、対馬も大変なことになっていますよ。
これもとても重要な国の安全保障だと思うんですけどね。
今の政府・与党には全く期待できませんが・・・(溜息)
地方は財源がなく、大変だと思いますが、東京都に続いて欲しいと思います。
財源ないなら基金を募ってやればいい!
山だけでなく、川下こそこの問題を深く考えなければいけません。
未来のこども達に、安心で、安全なおいしい水を引き継ぐために。