18、19日の両日開催いたしましたオープンハウスに60名以上のご来場をいただきました。
両日とも朝に雨が降り、恐ろしく蒸し暑い中での開催でしたが、開催中はなんとか天気ももち、ホッと胸をなでおろしています。
当日質問をされた方々に共通するのは
「こんなに木を沢山つかってお手入れ大変じゃないの?」
という感想。
確かに新建材に比べれば手間はかかります。
でもほんの一手間です。
・水に濡れたらすぐに拭く。
・湿気を溜め込まない。
そして
・自分の家に関心を持つ。
という一手間です。
新築時にはちょっとした傷も気になります。
でもすぐに気にならなくなります。それは木の色が変化していって目立たなくなるということもありますが、住まい手自身が「木の家」に慣れていくからです。
気にならなくなる=関心がなくなる
ではなく、気にならなくなる=木の家を受け入れる
なのかもしれません。
服が汚れたら洗濯をする。車だって汚れたら洗車するでしょ?オイル交換もしますよね?
だったら自分達の生活と一番密接に関わっている、生活を包んでくれている家に対しても同じように接してください。それだけのことです。難しくないでしょ?
「木の家って大変・・・」
こういった質問をされるたびにいつもこういって説明しています。
「こんなに沢山木が使ってあるなんて珍しいわね〜」
こんな感想もいただきました。
ん〜、ほんの数十年前までの家づくりはみんなこんな感じじゃなかったんですかね?わずか数十年前の新建材の登場で、一般の方々の価値観はここまで駆逐されてしまいました。
スタジオの家づくりは特別な材料は使用していません。当たり前にある素材を使って家づくりをしています。それが「特別」になってしまっている現状に少々戸惑いを覚えます。
こういった機会に少しでも「木の住まい」に対する印象を受け入れやすいものにできればと思います。ご来場いただいた方々にはどううつったのでしょうか。
「木の住まい」での生活は、一手間かかりますが、その一手間をはらってでも有り余るくらいの豊かさがあると思っています。
ご来場された方々が少しでも多く、「木の住まい」を受け入れていただけたらうれしいですね。
岐阜に当たり前に「地域の木」を使用した「木の住まい」がまたひとつ出来上がりました。これからここで住まい手の生活が始まります。
大切に、大事にしてもらえよ。
また娘が嫁に行きました。
当日ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
また全ての方に対して十分な対応ができず、申し訳ありませんでした。
ご近所の皆様、工事中はご迷惑をおかけしました。
これからは地域の中で「ヒダセノイエ」をかわいがってあげてください。よろしくお願いします。