最近体調不良の書き込みばかりだったので、お仕事の話を。
スタジオでは住まい手との打合せの後、その打合せ内容を議事録としてまとめ、住まい手に送付させていただいています。住まい手に議事録を確認いただき、その内容に不備・記入漏れ等ないかを確認いただくことで、不毛な「言った・言わない」論争が起きないようにするためでもありますし、住まい手に打合せ内容を復習していただき、よりよく理解をしていただくためでもあります。相互理解は何より重要ですからね。
その議事録は大体A4用紙で最低でも2〜4枚になります。
議事録をまとめるのも大変です。打合せ内容を思い出し、打合せ時に書いたメモを見ながらまとめるのですが、時間にして1〜2時間は最低でもかかります。
その打合せ議事録より、さらに内容が濃いのが今回紹介する「工事監理報告書」。
先日の県の立入り検査でも
「ここまでしっかりまとめている事務所さんは知らないですよ。」
と言わしめた一品です。
「工事監理報告書」は、現場定例打合せの内容をまとめたものですが、その内訳は
・その週の工事内容
・打合せ議事録
・変更、懸案事項等の一覧表
・現場写真
・工事日報(工務店さんに提出してもらっています)
・週間工程表
・全体工程表
からなります。
大体A4用紙で6枚程度でしょうか。毎週の定例の後まとめて、住まい手・工務店・スタジオと3者で保管をする形をとっています。
この「工事監理報告書」、現場が終わる頃には厚さ6〜7cmほどになります。
建物が生まれるまでの立派な履歴です。
毎週まとめるのは大変ですが、成長の記録だと思えば労をいといませんよね。
住まい手にとっても安心感を得られるのではないかと思います。
現場に行って目を光らせるのも大切ですが、その業務内容を住まい手に報告し、工務店さんとも情報共有するのもとても大切な「監理」です。
毎回ファイルがどんどん厚くなっていくにしたがって、寂しさにも似た感情が生まれてきます。
「もうすぐ嫁にいくんだな・・・」
って感じでしょうか。
この報告書は手塩にかけて育てた証明でもあります。
だからこの報告書のファイルはスタジオの本棚の一番いい場所に陳列されています。
これからもっとこのファイルが増えていくように頑張ろうと思います。