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    • 2024.01.30 Tuesday
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    器・・・

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      夏ごろ依頼していた木の器がやっとこさ手元に来ました。

      木の器の製作を依頼するきっかけになったのは「大府の家」の木材検査で、松阪のプレカット工場へ行った時、置かれていた欅の端材をもらってきたことでした。

      もらってきたのはいいものの、どうしたものかと思案していたところ、アカデミーの工房には旋盤があり、ものづくり研究会の学生は旋盤で器を製作できるのを思い出しました。早速アカデミーに連絡し、器の製作を依頼するならどの学生がいいかをリサーチ。そこで推薦された学生に依頼することになりました。

      これから紹介する写真は全てその学生、ものづくり研究会 猿谷さんが製作してくれたものです。




      これは私が支給した欅で作っていただいた茶碗。漆を塗ってくれました。欅は匂いがつよく、温かいものをいれると匂いがさらに強くなって、食べ物の匂いを邪魔してしまうといけないので、猿谷さんが機転を利かせて塗装してくれました。木目も生きていて、素敵です。子供用に少し小さめにしていただきました。
      欅で出来たのは実はこれだけ。端材には割れが入っていて、うまく木取りが出来なかったようです。





      こちらはキハダという木でつくられたサラダボウル。これも漆が塗ってあります。果物トレイとしてつかってもいいですね。



      これはカバで作っていただいたシチュー皿。木の塊をくり抜いたような形がよくてオーダーしました。持ってみると器の重さ、厚味が手に感じられ、とてもうれしくなる器に仕上がりました。こちらの塗装はオイルフィニッシュ。
      こういった厚味のある木の器は集製材で作られているものが多いのですが、無垢の木の塊から削りだされたこの器には集製材にはない質感・存在感があります。

      そして次の写真は猿谷さんには載せないでといわれたのですが、お気に入りなので載せちゃいます。



      右はシチュー皿の製作の為に試作してくれたものをいただいてきました。こちらの方がエッジがきいています。これも好きです。
      左はトレー?といったらいいのでしょうか。打合せの時に置いてあり、気に入ったので無理を言っていただいてきました。二つとも未塗装なので、オイルを塗ろうと思います。

      今回手元に来たのは合計8皿。依頼してからずいぶん時間が経ちましたが、待った分満足感は高いものになりました。
      量産品を買った時にはない満足感です。これらの器は世界にひとつだけしかなく、しかも私の為だけに製作していただいたものです。これ以上の贅沢はないでしょう。

      猿谷さんありがとうございました。


      世界にひとつだけのもの。私の設計している木の家も、住まい手の為だけのオンリーワンの木の家です。
      器と家では大きさ、用途は違いますがオンリーワンだという点、ゼロから創り上げるという点では全く一緒です。今回私が感じたような満足感を住まい手に感じてもらえるように、一つ一つ大切に設計をしていきたいと深く思いました。

      WACゼミ・・・

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        昨日は美濃でNPOの理事会に出席。
        主な議題は春から開始するWOOD AC主催の勉強会について。

        対象は木造住宅建設に従事する実務者、木造住宅を学ぶ人。つまり専門家を対象とする勉強会です。

        内容は近くWOOD ACのホームページなどにアップされますので、注目してみてください。ちなみにこの勉強会の名称は

        「WOOD AC ゼミナール」 略して 「WACゼミ(ワクゼミ)」 です。

        参加者の皆さんが「ワクワク」するようなゼミにできるよう、他の理事共々内容を練っていきたいと思います。お楽しみに。


        大府の家 気密測定・・・

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          26日に「大府の家」の気密測定を行いました。

          測定してくれたのはNPO法人WOOD AC理事の坂崎氏。

          測定の前に、換気口などをフィルムなどで目張りします。サッシは全て施錠し、内部の建具も全て開放し測定準備完了。
          「Dr.Dolphin」というでっかい換気扇のような器具で室内の空気を室外へ排出していきます。



          排出開始と同時に器具が室内へ押し戻されました。これは内外の気圧差によるもので、室内が負圧(−)になっているので大気圧によって押されたことによるものです。気密がいいとこういうことが起こるそうです。
          ちなみに外から見るとこんな感じ。



          室内が負圧になっているので、隙間から風が吹き込んできます。「大府の家」に関しては、コンセントと野地板の目地部分、そして玄関の木製建具部分から風が入ってきました。以外だったのはアルミサッシからも思いのほか入ってきたこと。
          隙間風が入ってくるというとイメージが良くないのですが、今回は人為的にかなりの負圧にしているので入ってくるわけで、日常生活で起こる現象ではありません(念のため)。

          さて気になる測定結果ですが・・・

          まだ正確な報告は上がってきていないのですが、測定現場で計算したところ、C値(相当隙間面積)は2.57程度。
          愛知県あたり(四地域)の基準値はC値=5程度らしいのでなかなか優秀な結果です。住まい手も同席していたのでちょっとホッとしました。

          このC値に関しては知らない方も多いと思いますので、またちゃんと書きたいと思います。

          とにかく、神谷建築スタジオの木の家は、性能もいいことが証明されました。よかったよかった。



          気密度測定について興味のある方はこちらまでどうぞ
          NPO法人WOOD AC

          自分が設計している建築の性能を知ることは、設計者として大切なことだと思います。多くの設計事務所、工務店に測定してもらいたいものです。


          MY 箸・・・

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            今日はちょっと真面目な話を。

            最近TVなどでもタレントさんが

            「私MY箸持ってますよ。」

            という発言をされることがあります。
            環境意識の高まりと共に割り箸を使わず、「MY 箸」を持つことが注目され、デパートなどにも置かれるようになりました。

            さて、ここで問題。
            割り箸を使うことは(直接・間接問わず)環境破壊に関与していることになるのでしょうか?


            ・・・


            答えはどちらとも言いにくい。というとても気持ちの悪い答えだと思います。
            ただはっきりしているのは、中国や東南アジアから輸入されている割り箸は使わない方がいいということ(あくまで環境的に言うとです。営業妨害の意図はありません。)これは木材全般と共通して言えることですが、海外から輸入されるものはどこで伐採された樹を材料に製造しているか不明です。ひょっとしたら違法伐採かもしれません。日本に輸出するために皆伐してしまい、土壌が流出している山が多くあるそうです。
            またこれはTVで特集されていたものですが、日本人は白木が大好きなので、日本向けには白木を選別しているということ。問題なのはその過程で白木以外の木材を薬剤に浸して脱色し、白木の様にして割り箸を製造している業者もいるという情報です。当然のことですが薬剤は人体に有害です。そういったことを考えると、環境的な側面から見ても、健康的な側面から見ても割り箸は使わない方がいいでしょう。

            では国産材で作られた割り箸はどうでしょう?
            国内で製造されている割り箸のほとんどは間伐材を材料としています。日本の山の多くは人工林です。人間が植えた樹によって形成されている森は人間が管理していかないと荒れてしまいます。現在間伐などの管理がされず、多くの山が荒廃しています。間伐材から製造された製品(割り箸に限らず)を使用することは環境破壊ではなく、環境を保護することに役立つのです。


            ざっくりと整理すると、輸入された割り箸はNG。国産の割り箸はOKということになります。

            もちろん外食先などで置いてある割り箸が、輸入物なのか国産なのか判別するのは困難ですが、購入する場合などはその辺りを判断の基準にしていただきたいと思います。(あくまで環境的な側面で見るとですよ。)

            TVなどで割り箸論議が繰り広げられていても、肝心の部分が説明されていません。あるいはスタッフの認識不足で肝心の部分をカットしているのか。森林伐採に関しても同じです。

            手を入れていい場所・いけない場所、使ってもいい物・いけない物、それぞれ背後に隠れている背景を認識した上で判断をする必要があります。そして判断をするためにはもっと正確で濃い情報が必要です。情報の出し手には、自分達の出した情報の影響力と責任をしっかり自覚していただきたいと思います。
            特に情報が氾濫している現代では出し手の責任は重大です。


            「MY箸」というキーワードがTVで出てくるたびに、TVの前で一人、そんなことを思っています。



            おぉ、久々に真面目な話を書いてしまった・・・ 

            念願の・・・

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              「藤山台の家」には薪ストーブが入る予定になっています。

              薪ストーブが入るということは、設置されるストーブはスタジオオリジナルのものになるということです(今のところ)。

              現在展開図と模型をニラメッコしながらデザインを考え中。

              前回打合せで住まい手からデザインのハードルを上げられてしまったので、何案も描いています。シンプルで嫌味がなく、炎が見えるデザインを。

              デザインが決まったら、また長野の工房へ行かなくてはいけませんね。楽しみです。

              本・・・

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                今月も本を数冊買いました。
                今はデスクの上に積んであります。

                読みたい・・・

                「藤山台の家」の住まい手からも本を借りてしまって・・・。
                読まなければ。

                今週末には何とか時間が取れそうかな。
                読書は仕事の一環なのだと自分に言い聞かせ、時間を確保しなければ。

                男二人の豪華なランチ・・・

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                  昨日は久々にゆっくり時間がとれた休日でした。
                  昼から岡崎の友人SUZUKI氏宅へお邪魔し、SUZUKI氏お手製の豪華なランチをおよばれしながら四方山話をし、その後岡崎のハウジングセンターへ冷やかしに。

                   

                  住宅展示場に建てられているモデルハウスの価格を初めて聞きました。幅は少々ありますが、モデルハウスの仕様、大きさでそのまま建てると土地別で概ね6〜9000万円だそうです。そんなもの見せられたらたまりませんよね。実際の住まい手の予算は大体2〜3000万の方が多いと思われるのですが、その倍以上の予算が必要なものを見せてその気にさせるとは・・・恐るべし。


                  男30歳、二人のランチもいいもんです。
                  傍から見たら不思議な光景かもしれませんが。

                  植え替え・・・

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                    鉢植えの樹達を植え替えないといけません。

                    鉢一杯に根を張っていてこれ以上根を張ることができません。このままだと生長できないからです。

                    近くにある園芸センターで鉢を物色してみると、大きい黒っぽいテラコッタの鉢が3200円。ん〜検討しないと・・・

                    暖かくなる前に植え替えないと弱ってしまいます。週末に時間が取れそうなときに作業をしようと思います。

                    手元にあることの重要性・・・

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                      当スタジオは木造で家づくりをすることを基本としています。それも日本の木で。
                      とはいっても全ての素材を木でつくるわけではなく、様々な素材を適材適所に配して家づくりをしています。素材選びの基本となるのは「自然素材」であること。でもでも木・自然素材だけではこれまた出来ません(出来ないことはないんでしょうが、コストや耐久性など色々難しい部分がありますよね)。構造的耐力を確保するために軸組み接合部に金物を使用したり、木製建具の引手部分に金物を使ったりします。

                      建具などに使う金物は手が触れる部分ですから結構気を使います。
                      色んなメーカーから多種多様な金物が販売されていますが、私が採用するものは極一部、数点です。
                      これら金物はなかなか実物を見ることができません。カタログで見ていても正直よくわからない部分もあるので実物が欲しくなります。なのでいつも使う金物や気になる金物は、メーカーにサンプルを請求して手元に置くようにしています(断られることもあるので請求にはテクニックが必要ですが)。



                      建具にいつも採用している金物達です。
                      徐々にサンプルが増えていくんでしょうね。

                      焼き芋・・・

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                        本日のランチはいつもの愛妻弁当+焼き芋。

                        落葉を集めて・・・というのが趣があっていいのですが、野焼きは禁止されてますし、こそっとやっても近所迷惑になりますし。
                        という訳でストーブを使って焼き芋です。



                        芋を水に浸し、アルミホイルを巻き×2



                        ステンレスのボウルを被せて甘い匂いがしてくるまでしばし我慢。時々コロコロ転がして、満遍なく火が通るようにします。



                        ホクホクの焼き芋が出来上がりました。

                        うん、甘くておいしい・・・^^


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