このブログでも何度も紹介していますが、スタジオにはいくつかの植物達が同居しています。地植えのヤマボウシ、鉢植えのヤマモミジ、アスパラ、ムラサキシキブ、大学の頃からの付き合いになるパキラ(かれこれ10年ですか。嫁より長いな)・・・などなど。
盆休みの前、私が美濃-松阪-美濃と遠征をしていた3日間、鉢植えたちに水をあげることができませんでした。折りしも灼熱地獄の真っ只中。木曜日にスタジオに来ると、鉢植えのヤマボウシとエゴノキが変わり果てた姿になっていました。ヤマボウシは葉が元気なく垂れ下がっている状態で、この子はなんとか持ちこたえてくれましたが、エゴノキは全ての葉が黄色く枯れ、パリッパリに乾燥してしまっていました。幸い枝を曲げてみるとまだ水分を持っているようでしたので、室内に避難させ、しばらく様子を見ることにしました。
1週間が経ち、枯れた葉は風でひらひらと何枚か落ちてきましたが、枝の節々に新しい芽のようなものが膨らみ始めていました。
「お!来春には復活してくれるか?」
と期待を持ったのですが、
出ました!早くも葉っぱが!!!
かわいらしい、小さな葉が枯れた葉の間から一生懸命這い出してきています。なんとか絶命せずに生きながらえてくれました。うれしいです。
鉢植え植物はちょっと管理を怠ると、弱ってしまいます。特に鉢植えは根を伸ばすのにも限界があるので、管理が難しいのですが、今年のような酷暑はさすがに堪えるようです。ですが弱っても必死に生きようとする生命力を見せ付けられると感動します。彼等は「うれしい」とか「くるしい」とか声を出すことはしませんが、だからこそその姿は健気で、愛おしく感じます。
あ〜枯れなくて本当によかった・・・
涼しくなったら、外に出してあげるからね。
秋になって、葉が全部落ちたら、全ての鉢植え達をもう少し大き目の鉢に植え替えてあげようと思います。地植えのヤマボウシの剪定もしなくてはいけません。彼等は動物ではありませんが、日に日に生長をし、姿を変えていきます。子供を育てるように、慈しみの気持ちを持って、これからも一緒に成長していきたいと思います。
あ〜枯れなくてよかった。ありがとう。