設計作業はとても地味な作業の積み重ねで成立しています。TVなどでは建築家は「デザイン」をする人というイメージで登場してきますが、実際の作業はとても地味で地道なものです。
建物の高さやカウンターの高さ、窓廻りの納まり、建具の見付け云々・・・など悩み始めるときりがありません。いったん「できた!」と思っても、しばらくすると
喉に刺さった小骨のように「ムズムズ」と気になってきて、再検討することになるなんてのは日常茶飯事。
ですから住まい手から「こことここ位置変わりませんか?」なんて悪意もなくスパッと言われると「!」と絶句してしまいます。こういった設計の地道な作業はなかなか一般の人には認知していただけないのです・・・
あ、
喉に刺さった小骨といえば・・・
こやつは先週末の2日間、私を悩ませた秋刀魚の小骨。
火曜日の夕食に焼き秋刀魚を食したのですが、その時に喉に刺さったようです。違和感があったのでご飯を飲み込んだら違和感が解消されたので安心していたのですが、土曜日の打合せ後に咳払いをしたら喉にいるじゃないですか。その後2日間必死に取り出そうと頑張りましたがうまくいかず、イライラした週末を過ごしていました。
それが日曜の夜。入浴中に意を決して喉に指を入れると爪に骨らしき感触が。慎重、慎重に爪先で引っ掛けようと格闘すること5分。無事摘出することができました。あまりのうれしさに素っ裸で飛び出し、デジカメで「パシャ」り、携帯でも「ピピッ」と撮影。写メを送りまくりました。
「火曜日に食べた秋刀魚の骨がいまだに喉にあるわけねぇじゃん。」
と言い放った友人K君。これが証拠の写真だ。あったのだよ、本当に。
この秋刀魚の骨事件を言いたくて、前段の話を書きました。
もちろん細かいところが気になって・気になって、悩んで・悩んで・・・というのは本当の話なのですが、今日のメインはあくまで秋刀魚の小骨。
秋刀魚のおいしい季節ですが、皆さん慎重に食べましょうね。