本日は残業です。奥様は明日短大時代の先輩とボードへ繰り出すので、今晩は一人です。なので遅くまでセコセコ模型を作っています。
模型といってもプレゼン模型ではなく、敷地模型です。じつはこの敷地模型が曲者で、この模型の精度がプランニングの良し悪しに大きく作用するといっても過言ではない。と個人的には思っています。なぜなら敷地模型という名称ですが、計画敷地だけを作ればいいというものではなく、近隣の環境を忠実に再現しなければならないからです。たとえば隣家の窓の位置。これは重要ですよね。建物できて窓開けたらお隣さんのトイレの窓の目の前だった、では幻滅です。
それと高低差も重要です。図面上の数値だけでは判断できない微妙な感覚が模型ではよくわかります。(この高低差を模型で表現するのは本当に難しいのですが…)
そして近隣をしっかり作ることの最大の意味は、住まい手の方に周辺環境も含めた住環境をイメージしていただくこと。どの方向にどのようなものがあるのか、景色を見るための障害物があるのかどうか、ナドナド。
この敷地模型を作る為に、足げく現場へ通い、お隣さんの塀の高さから窓の大きさ・位置、下水道の位置から電柱の位置。またちょっと距離をおいて敷地を見てみたり、いろいろ調査をします。このご時勢、事務所や会社名の入った上着を着ていないと不審者として通報されるのではないかというぐらい傍からみたら怪しい動きをしているのです。(カメラもってウロウロしてるし、コンベックスでいろんなところ測ったりしてるし。特に私は銘の入った上着など着ていませんから、道行く人にジロジロ見られるのです。見られると余計に挙動不審になったりして…)
それら全て住まい手に喜んでもらえる計画を練るため・プレゼンで驚いた顔を見るためなのです。
明日も休日出勤で模型つくるぞ〜。うん、模型作りは楽しいな♪
今後調査の時に通報されないように対策を考える必要はありそうですね。ホントに。