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    • 2024.01.30 Tuesday
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    悪質リフォーム業者

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      今日悪質リフォーム業者の営業4人が逮捕された。
      最近認知症の方をターゲットにした悪質なリフォームなど、この手のニュースが非常に多い。アカデミーの課題研究で 「リフォームの問題点」 や 「クリアな改修現場」 を実現するためにはどうしたらよいかを、工務店の方々の協力を得ながら研究をした私としては思うことがいろいろある。
      アカデミーで課題研究をしているとき、工務店の方々何社かに来て頂き座談会を催したことがある。その中でとある工務店の方が
      「最近悪徳業者がうちのお客さんの家に来て お宅の屋根危ないですよ といっていった」
      「お客さんが心配して電話してきたから点検したけど何にも問題はなかった」
      とか
      「ひどい業者は床下点検しますといって自分たちで持ってきた腐った木材やシロアリ付の木材を床下にばら撒いて ほら、あぶないですよ って言っていくんだよ」
      など、現場レベルでおきている問題を赤裸々に語ってくれた。また
      「お客さんは何も知らないから他人に危ないって言われたら信用しちゃうんだよね。」とも言っていた。
      ちょっと前からテレビや雑誌でリフォームの特集が組まれるようになった。その頃からこういった被害が急増している。特に地震への不安が高まる中で耐震工事を謳った悪質工事が横行している。耐震工事は正直、非常に難しい工事だと思う。金具を付けただけでどうこうなるようなものではないことが多い。しっかりと調査をして既存の建物の耐震性能を解析して始めて改修方法が決定するものなのだ。決してその場で改修方法がわかるようなものではないことが多い。金物だけを売りにくる業者には要注意だ。とにかく怪しいと少しでも思ったら専門家に相談をしてください。知り合いの工務店でも設計事務所でも結構です。相談は無料ですから。一人で不安にならず、とにかく相談です。そして決してその場で契約書にサインするようなことはしないこと!ポケットマネーでどうにかなる金額ではないはずです。とにかく慎重に慎重に。

      リフォーム工事は500万円以下の工事なら無許可・無資格の業者でも工事を行える。そういった制度的な問題があるのは事実だが、多くの建設業者が住まい手の方にしっかりと説明をしていないことにも問題がある。説明をしないから前述のように第三者に何か言われると不安になってしまって危険な常態になる。改修では住まい手といかに関係性を密にして説明をしっかりするかが重要なのだ。
      しかしながら何よりも社会的弱者をターゲットにしたこういった悪徳業者がのさばっている現状は建築業界に身を置くものとして非常に腹立たしいし、情けなく、申し訳ない気持ちになる。

      みなさんとにかく信頼できる人に相談をしてください。すぐに契約書をだすような業者は絶対にNGです。そしてしっかりと説明をしない業者も同様に絶対にNGです。
      耐震診断はしていただきたいが、安易な診断ならしないほうがマシです。とにかく「信頼できる人」を、も一回言います。「信頼できる人」を探してください。命がかかっている問題なんですから。

      キッチン

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        今日はスタジオのキッチンの改修の話ではなくて、「キッチンを設計する」という話。
        住宅設計においてキッチンの設計は重要な意味を持つと思う。まず人は生命を維持するために食事によって外部からエネルギーを得るわけで、日々の生活の中で空間としてその役目を担うのがキッチンであるということ。そして住宅の中でもっとも機能性を要求される空間のひとつであるということなどなど。
        住宅を設計される建築家の方でキッチンの設計に自信をもっておられる人は多数いる。故宮脇檀さん、中村好文さん、そして私の恩師三澤文子さんなどなど。その人たちに共通するのが自ら家事を行う人であるということ。宮脇さんの家事に関するエッセイは有名だし、中村さんの事務所のキッチンは必ず雑誌のキッチン特集に載っている。そして三澤さんの料理は・・・うまいんだこれが。(アカデミー時代にお世話になりました。岐阜のお袋の味?かな)こういう設計者のもうひとつの特徴が既製品のキッチンをほとんど使わないこと。一軒一軒オリジナルで設計をする(例外はもちろんありますよ)。既製品のキッチンは不特定多数を対象にしてつくられているのでいろんな部分でしっくりこないことが多いのだ。寸法も融通が利かないし。(それに既製品の方が割高になることが多いんですよ。実は)

        キッチンを設計するのに料理が出来ない、住宅を設計するのに家事はほとんど奥さん任せ、これ結構いるんです。そんな人が「キッチンはこうした方が使いやすいんです、ムニャムニャ・・・」などと説明をしても説得力がないと思いません?キッチンのようにデザインも重要だけど、まず機能性が重要視されるものは実際に家事をやっている人に頼むことが重要。住宅の打合せで「ココに棚が欲しい」、「壁一面に収納が欲しい」とか「扉を・・・」、「シンクの下も収納を・・・」など要望が一番多いのもキッチンの打合せ。しかもかなり細かいところまで要求が出てくるのもキッチンの特徴。そんな時自分が家事をやっていれば実体験として説明が出来、説得力もある。でもたまに「こんなキッチン使いにくいんじゃないの?」といわれることもある。そんなときはこちらから逆に「料理されます?」と聞き返す。すると「料理は妻が・・・」との答え。「料理できないのに使いにくいとかわかるのかな?ブツブツ…」と疑問に感じつつも「これは湿気がたまらないように…」とか「そんな上のほうに収納つくってもほとんど物置になってしまいますよ」とか細かく説明をして納得をしてもらおうと努力をするのだがこれがなかなか難しい。
        キッチンだけに限らず、洗濯・掃除など家事全般やっている人とそうじゃない人では設計段階での気配りがぜんぜん違ってくる。住宅を設計する人は最低限一通りの家事は出来ないといけないと思う。でも実際そうじゃない人が多いのでは。
        皆さん設計事務所を訪ねたときにそれとなく
        「料理されます?」
        と一言、会話の中に入れてみるといいかもしれません。もちろんその部分だけで設計者を選ぶのは大きな間違いですけど。

        私?料理しますよ。自己流ですが。ちなみに我が家のお掃除大臣はこの私。
        ダイソンの掃除機が欲しいのです…

        スタジオ〜美濃

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          今岐阜県美濃市で2つのプロジェクトを行っている。ひとつは「あかりアート館」これは監理業務は美濃市が行う契約だったので、正式には監理をしていないのだが、実際は監理業務を行っているに等しい(協働しているNPOもしかり)。そしてもうひとつは「美濃市町家改修」だ。現在工事契約前の見積り調整の期間なのだが、8月に着工というスケジュールになっている。
          それはともかくとして、スタジオから美濃市まで片道およそ100km。時間にして2時間半(高速は使いませんよ。高いから。ちなみに深夜は1時間半)。最近しんどい…。何故だろう。岐阜に住んでいるときは岐阜から(あるいは美濃から)高浜まで一日に2往復したこともあったし、軽いドライブ気分でいけたのに、最近少し気合を入れないとしんどく感じてきた。ん〜いけないな〜。車を運転することは大好きだし、車も変って(プジョー206SWに乗っております。奥様の車ですけど…)新鮮な気分なのだけれど何がいけないのか。道がマンネリ化してきたのがいけないのかな。しばらく現場が続くし、何とかして美濃への道程を楽しくしなければ。なにか楽しみ探そう。誰か美濃方面で楽しいモノ・コト知りませんか?教えてくれると助かります。居眠り運転なんかしてられないからな〜。
          おっと、雨が降ってきた。風も強くなってきたし、梅雨が復活したのかな?

          週末(土曜日)だけは晴れてくれるといいのだけれど…
          それ以後は土砂降りでもいいから土曜だけは晴れておくんなまし!

          うだうだ

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            下の記事うだうだの文章になってまった。
            スタジオが暑くて脳みそ煮えてるのかな…

            足の裏の米粒とれた

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              昨年の今頃は1級建築士の学科試験に向けて必死で勉強していた頃だった。昨年の私はどこにも所属せず、仮独立という形をとって、ひたすら資格を取得して正式に独立するという目的のためだけに生活をしていた。その結果今があるのだが、正直昨年一年間のことは思い出したくもない。(脳みそ溶けるかと思うぐらい勉強しましたよ)
              1級建築士というと世間では「すごいね」といわれるのだが、この世界では「足の裏の米粒」といわれる資格だ。曰く「取らないと気持ち悪いし、取っても(仕事来るわけでもないので)食えない」ということ。(うまいことを言うもんだ)事実試験の内容は実務とはかけ離れたものであるし、試験のためだけの知識(役に立たないので知識とはいえないかもしれないが)をひたすら詰め込むだけの毎日。不毛の日々…しかも資格学校(授業料がアホのように高い)に行かないとなかなか受からないといわれる昨今の試験内容。
              今の日本の資格制度はいろんな分野で問題になっているけど、建築界も一緒。意匠設計者から設備・構造設計者も同じ資格、はたまた営業で図面全く描けない人も、現場で監督やってる人もみんな一緒の資格なのです。(街で石投げてみてください。もれなく1級建築士に当たりますから、それぐらいの資格)。だけど倍率高くて(就業人口多いですから)前述の通り持ってないといろいろ不都合があるので必死で勉強をする。残るものはA4の紙切れ1枚(びっくりしました!もっとしっかりしたものかと思ってたらA4の紙に印刷された免許なんだもん)。
              ふと、資格どうこうより、目的のために必死で努力をしたのだというそのプロセスに意味があるのだと、自分自身を無理やり納得させ、1年間を耐え忍んだ日々が思い返された。
              今年も学科試験まで一月をきった。私の周りでは今年も何人か受験をする。勉強の意味とか考えず、とにかくがんばって欲しい。意味などないです、突き進むしかないのです。がんばってください。

              失態

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                24日のblog開設2週間のアニバーサリーを打合せで書き込むタイミングを逃してしまい、しかも週末も手付かず…いけないいけない。このままでは堕落して、閑古鳥が鳴いてしまう。
                というわけで週末の失態を取り戻すべく、今日から再開。

                地道にコツコツ(1)

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                  明日でblog書き始めて2週間になる。快挙だ。今まで日記などつけたこともなく、書こうと思っても2日ともたない。3日坊主にもならなかった。それが2週間とは。
                  最近ふとしたときに、「今日は何を書こう」と悩む自分がいる。設計事務所の仕事なんて毎日トピックスに溢れているわけもなく、私のスタジオはスタッフがいるわけでもないので一人寂しく誰と話すわけでもなく一日を過ごしている。そんな日常で2週間何かしらの書き込みをするのは大変だ。誰に頼まれているわけでもないのでやめようと思えばすぐやめれるのだが、「blogは更新が大変だよ。毎日書くのは」とか「最近書き込みないね」とかヤイノヤイノいわれるのはシャクなので続けれるだけ続けたいと思っている。
                  現場が始まればなにかトピックスがあるはずだと、密かに期待をして(トラブルでないことを切に祈るが)、しばしセコセコ書き続けるのだ。

                  宝の山

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                    昨日、久々に名古屋に出た。栄(名古屋の中心街です)で打合せがあったのだが、少し早くついたので打合せ場所の目の前にある「丸善」に行った。エントランスにでかでかと「3階 土木・建設書フェアー」と書いてあったので、一目散に3階へ。ズラリと並ぶ専門書の数々。いてもたってもいられず片っ端から立ち読みを始める。時間がないので流し読み。欲しい本がチラチラと見つかったので、題名をチェックしまくる。あっという間に時間がなくなり後ろ髪ひかれる思いで「丸善」を後にした。
                    ん〜、楽しかった。最近ネットで書籍を購入することが多いのだが、やっぱり本屋に行かないと。きれいな装丁みれば内容二の次で欲しくなるし、タイトルだけで「やられた」と思うものもある。なぜか本は「欲しい!」と思ったときに買わないともう出会うことすら出来なくなる魅惑の存在なのだ。それに実際に手にとってその重さ・厚さを確かめ、装丁に使ってある紙の質感を調べる時の楽しさといったらない。(レイアウトやデザインの勉強なのだといいわけをすることもしばしば)
                    洋服屋で棚の端から端までを指差して「ココからあそこまで全部」というのが夢、というのはよく聞くが、私の場合それは書店の書棚の端から端。山のように書籍購入して帰るときの、紙袋のヒモが指に食い込むあの痛さ。それにほのかな幸せを感じるのは私だけでしょうか。(私は断じてMではありませんが。)さて来月なに買おっかな♪スタジオデスクの脇に購入リストをせっせと書き込む私…

                    健康管理は難しい

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                      この春(正確には5月なので初夏かな)からスタジオまで自転車で通勤している。片道およそ10km、時間にして25分の道のりだ。何故自転車通勤なのか。それは私の体型を含めた健康管理にある。3年前、森林文化アカデミー入学当初はまだ頬もコケ、スマートな状態だった私の体型は、美濃での2年間で大きく成長した。要因はいろいろあるのだろうが(不摂生、徹夜なんて当たり前の生活などなど思い当たる節が沢山ありすぎて…一説には素人棟梁になると必ず太るらしい)これはいけない。奥様に「デブチン」だの「おなかが柔らかくて枕にちょうどよい」だの言われて少々やけになって自転車通勤を自ら名乗り出た。小学生の時親に買ってもらったマウンテンバイク(そのころはまだマウンテンバイクなんて普通に売っていなかった)を実家の倉庫から引っ張り出し「これからまたよろしくね」とフキフキし、自宅のマンションに運び込んだ。折りしも気温がぐんぐん上がっていく5月中旬。キツイ…太ももパンパンである。スタジオは作業スペースが2階部分にあるのでヒイヒイいってスタジオに到着したと思いきや、階段を上がらねばならない。さらに自宅マンションは4階(エレベータなし!)壁をつたいながらよじ登り、部屋に着くともう膝爆笑!!!
                      そんな生活も1月過ぎると慣れたもんだ。小学生のころから野球で鍛えた太ももは(嫁のウエストよりはるかに太い、ロベルト・カルロスと2cmしかかわらないのだ)「10kmなんて軽いぜ!」とペダルを回し、道行く小・中学生、高校生を追い抜いていく。「まだまだ衰えてないな」などと調子に乗って、甥っ子(10kg)を高い高いしながらスクワットすること数十回。二日後に筋肉痛が…無理は禁物と心に刻む。

                      皆さん運動してますか?
                      毎朝いつ降るのかと梅雨入りした空を見上げ、今日は車にしようかなと思案する28歳の初夏

                      あかりアート館

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                        最近家具作りや、スタジオの改修など本業以外のことばかり書いていたので周囲から「仕事せえ!」とお叱りを受けそうなので、今日は本業のことを少し。今美濃市であかりアート館という建物の工事が行われている。(詳しくはworks pageのあかりアート館process参照願いたい)国の登録文化財である旧美濃町産業会館の改修工事なのだが、今日現場を見てきました。ずいぶん工事も進み、内部の空間はすでに6〜7割といった感じかな。この工事は設計前の打合せ段階から紆余曲折あり(また書き込むかも)現在に至っているのだが、つくづく現場の監督さんに感謝したいと思う現場です。改修工事はよく「開けてみないとわからない」といわれますが、私としてはアカデミーの課題研究で「クリア」な改修工事も目標として様々なツールを開発してきたのでそれは言いたくないところ。でも実際分からないところがあるのもこれまた事実。そこは現場の監督さんとのやり取りになるのだが、ここの監督さんは細かいことも逐一連絡をくれるので非常に分かりやすい。こうゆう地道な連携が最終的に明瞭会計・施主納得の改修現場につながるのだ!改修工事のブラックボックスとなりやすい、「開けてみないとわからない」を可能な限り改修現場から排除すべく、他物件でもただいま日々奮闘中。あかりアート館は7月中旬には大工工事が終わるのではという工程。晩夏OPENにむけて現場の格闘はもう少し続く。
                        あ、クリアな改修ツールを使ってみたいと思われる志高き設計事務所・工務店の方々連絡ください。
                        最後に松森建設の田口さんいつもありがとう!!!


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