神谷建築スタジオBlog 「木の住まいづくりのあれこれ」

愛知,岐阜,三重を中心に木のすまいの設計・監理、改修をてがける設計事務所です
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立ち位置

設計者は独りよがりではいけません。

住まい手に自身の価値観を押し付けても

職人さんの意見に耳を傾けないのも

でも、日和見になったり、住まい手に迎合するのであれば存在価値はありません。

そのバランスがとても難しいのです

最近は、今までにましてそのバランスが難しくなっていると感じます。
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雨上がり

ある日の美濃からの帰り道

雨上がりの夕焼け



きれいなんだけど、何かもの悲しい。


この感性を大事にしていきたいと思う。
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オサエル

計画をする時、可能な限り梁の位置を低く抑えるように心がけています。
もちろん水平方向の広がりにもよるのですが、それでも可能な限り低く設定しています。

梁は低くなるということは天井高も低くなるということです。
天井が低くなると圧迫感があるのでは?
と感じる方が多いかもしれませんが、実際はとても落ち着くのです。
周辺環境がよければ、視線が外へ導かれるという効果もあります。

この感覚は個人差があるのかもしれませんが、私には昨今の天井が無意味に高い住空間に違和感(気持ち悪さ)を感じています。
気積(ボリューム)を大きくとることが、豊かさにつながるわけではないのです。

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屋根

木造住宅を設計する上でとても重要になるのは「屋根」だと思っています。

自然に

無理をせず

可能な限りシンプルに

屋根を架けることができればいいなぁ。といつも考えています。

美しい住風景を作るのは、やっぱり「屋根」だと思うのです。

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「ECO」 という視点

世の中右向いても左向いても上下見ても「ECO」だらけです。
正直私はこの「ECO」という言葉にずいぶん前から食傷気味でして、極力使わないようにしているのですが、世間は何でもかんでも「ECO」です。

これが「ECO」?と思うようなものもた〜くさんありますが(大半はそうですね)、皆さんはどう感じてらっしゃるでしょうか?

最近では「エコカー減税」、「エコポイント」なる政府の政策もありました(現在も継続中か)が、これはまさに
「ECO」= ecology ではなく → economy の象徴


たまに同業者の方に
「○○のやっている活動はエコだと思うか?」

と聞かれます。
正直この質問は愚問でして、そもそも「ECO」なるものはどの視点、立ち位置で見るかによって大きく意味合いが変わります。

建築業界で言えば、エコキュートはエコか?太陽光発電パネルを設置することはエコか?アルミ素材はエコか?などなど。

エコキュートは電気代が安くできます。給湯という分野で行けば非常に優秀な設備です。でも深夜電力を使用しています。だから電気料金が安くて済むのですが、その深夜電力の多くは原子力発電です。これはエコ?
太陽光発電は送電ロスをなくすという意味でも、石油、原子力等の資源を消費せずに発電できるという点からも非常に優秀です。でも発電用のパネルを製造するときの環境へのインパクトは?
アルミはリサイクルできます。しかもほとんど100%に近い効率で。でもアルミを精製するのには恐ろしいほどのエネルギーを使います。鉱石を採掘するのにも環境にインパクトを与えています。これって?

巷でもてはやされているHV(ハイブリッド)もバッテリーとなるリチウムイオンバッテリーの原料(リチウム)は海外で採掘され、遠路運ばれてきます。しかも性能は永久ではありません。まだまだ発展途上の技術なので6〜8年程度でバッテリーを全とっかえする必要があります。リサイクル技術は確立されているのでしょうか?


このように「ECO」といわれているものも、違った視点で見れば疑問点は沢山浮かんできます。
CMで盛んに喧伝されていることの背景には、当然ですが「売り上げアップ」という至上命題があります。「ECO」といっておけば売れる!というしたたかさもあります。売り上げを上げようとPRするのは企業だから当然です。

重要なのは、一体に何が「ECO」なのか、消費者が自分なりの判断基準をもってそういった情報に接するということ。

LCA(Life Cycle Assessment)なんて考えを常に持つことはとても大変ですが、判断基準の基になるのはLCAになるのだと思います。


先述の質問も、質問者がどの立ち位置にいるのかが分からなければ答えようがありません。気楽に答えてしまうとその人の思想等に対する中傷になってしまいます。


あなたにとって「ECO」とは何ですか?


このことを少し考えながら生活をしてみると、いろんなことが見えてくるかもしれません。


たまにはこんなまじめな内容も・・・
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敷地選びの簡単なポイント

今回は敷地選びについて:
建築物は当然敷地の上に建つ。ツリーハウスなどは建築物というのかどうか難しいところだが、ツリーハウスを支持しているのはツリー、つまり木なので木が自立するためには地面にしっかり根を張る必要がある。やっぱり建物がしっかり建つためにはしっかりとした地面・地盤が必要なのだ。
現在、多くの場合住宅を建てる敷地というのは造成地で整形に区画され地盤面もほぼ水平に整備されている。このような造成地の場合注意しなければならないのは、その敷地が盛土なのか切土なのかということ、切土ならもともとのしっかりした地盤が残っていることが予想されるので、そこそこ安心できるが、盛土の場合新しい土を盛って敷地を整備しているのでしっかりと固まっていないことが多い。また盛土をしたときに地中にガラ(大雑把に言うと造成時に出たコンクリのゴミなど)を埋められている場合もあるので注意が必要だ。

造成地以外の敷地の場合、その場所を以前駐車場等に使用していた場合は地盤が押さえられていて安定していることが多いが、そうでない場合(畑や田だった場合など)は地盤が軟弱なことが予想されるので注意が必要だ。また周辺が水田があるとか池があるなど、水にまつわる敷地は地下水位が高い場合があるのでこれまた注意。造成地以外の敷地の場合ハウスメーカーなどのビルダーの住宅は規格外になることが多く、彼らは手を出さないことが多い。つまりそれだけ敷地自体の値段は下がることが多い。しかし値段が下がるからといって敷地の魅力が下がるわけではない。不整形な土地や斜面地などは計画次第でとても魅力的な住宅を建てることができる。なので造成地でないからといって敬遠する必要はない(ここが私達設計者の腕の見せ所なのだが)。
また、その土地がどのような土地だったのかは古い地名などでわかるときもある。地名に水に関わる漢字が使われている場合、例えばサンズイの付く漢字などはその土地が水の豊かな土地だったことを示しているし、〜淵などの場合は以前近くに池や沼があったのかもしれない。また役所や資料館で古地図を見つけてくるのも重要な情報源となる。とにかく造成地であろうとそうでなかろうと不安な場合は地盤調査をすることをお勧めする。住宅程度の規模なら、大げさになることもないので金額的にも安く上がることが多い(木造は軽いのでRCなんかに比べると比較的安価です)。
それ以外にも時間をずらして敷地を訪れてみるとか(昼は静かなのに、早朝や夜中は車の音がすごいこともある)、敷地以外にも周辺1kmぐらいは歩いて何があるのか確かめてみるとか、いろいろ調べることはある。
日当たりとか周辺の施設、アクセスなど不動産屋さんの提供する情報は偏っていることが多い。本当に必要な情報は彼らは持っていないことが多いのだ。
どんなにロケーションがよく、アクセスがよくても地盤がしっかりしていないとせっかくの住まいに安心して暮らせなくなってしまう。地盤が悪い場合いくら後から耐震補強を行っても改善が難しい場合が多いし、金額も膨大に膨らむ恐れがある。

結論:少々余分に時間と予算をかけてでも、事前に敷地に対する不安は払拭しておくことが望ましい。それが後々安心して暮らすための秘訣。
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